日経平均は396円高と大幅反発、1週ぶり1万6600円台回復、金融株中心に堅調=8日後場
2016/08/08 15:29
8日後場の日経平均株価は前週末比396円12銭高の1万6650円57銭と大幅反発。終値での1万6600円台は
1日(1万6635円77銭)以来1週間ぶりとなる。後場寄り付き後は売買が交錯し、前場終値1万6577円75銭
(前週末比323円30銭高)近辺で小幅もみ合いが続いたが、その後は株価指数先物買いを交えて強含み推移となり、
大引け直前に、この日の高値となる1万6652円04銭(同397円59銭高)を付ける場面があった。
保険、銀行などの金融株中心に堅調に推移した。
東証1部の出来高は21億1748万株、売買代金は2兆2593億円。騰落銘柄数は値上がり1392銘柄、
値下がり502銘柄、変わらず76銘柄。
市場からは「結構強い動きだが、ショートカバー(買い戻し)が中心。ここから上は累積出来高が膨らんだゾーンでもあり、
売りが出やすい。指数はこの辺でもみ合い、個別対応になるのではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、第一生命<8750>、T&DHD<8795>、東京海上<8766>などの保険株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、
みずほ<8411>などの銀行株が上昇。住友不<8830>、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も買われ、郵船<9101>、
商船三井<9104>などの海運株も高い。野村<8604>、大和証G<8601>などの証券商品先物株も堅調。
個別では、三菱ケミHD<4188>傘下の三菱化学と三菱化学ヨーロッパがTOB(株式公開買い付け)を実施し完全子会社化を
目指す日合成<4201>(監理)がストップ高配分。第1四半期(16年4-6月)の連結決算で経常・最終黒字転換のパイオニア<6773>や、
第1四半期(16年4-6月)の連結決算で営業利益20.1%増のWDB<2475>も上伸。東京機<6335>、マイクロニ<6871>、
DOWA<5714>、レック<7874>などの上げも目立った。
半面、導出先の米BMSが「オプジーボ」の臨床試験で主要評価項目が達成できなかったことを受けて小野薬<4528>がストップ安配分となり、
大正薬HD<4581>、沢井製薬<4555>などの医薬品株が下落。
個別では、17年6月期の単体業績予想で大幅減益を見込むウェルネット<2428>がストップ安。17年3月期第2四半期(16年4-9月)
および通期の連結業績予想を下方修正して期末配当減額のワコム<6727>も急落。17年3月期第2四半期(16年4-9月)および通期の
連結業績予想を下方修正した双葉電子<6986>や、ウィルG<6089>、ジャックス<8584>、博報堂DY<2433>などの下げも目立った。
なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
http://www.morningstar.co.jp/msnews/news?rncNo=1742663&newsType=market
2016/08/08 15:29
8日後場の日経平均株価は前週末比396円12銭高の1万6650円57銭と大幅反発。終値での1万6600円台は
1日(1万6635円77銭)以来1週間ぶりとなる。後場寄り付き後は売買が交錯し、前場終値1万6577円75銭
(前週末比323円30銭高)近辺で小幅もみ合いが続いたが、その後は株価指数先物買いを交えて強含み推移となり、
大引け直前に、この日の高値となる1万6652円04銭(同397円59銭高)を付ける場面があった。
保険、銀行などの金融株中心に堅調に推移した。
東証1部の出来高は21億1748万株、売買代金は2兆2593億円。騰落銘柄数は値上がり1392銘柄、
値下がり502銘柄、変わらず76銘柄。
市場からは「結構強い動きだが、ショートカバー(買い戻し)が中心。ここから上は累積出来高が膨らんだゾーンでもあり、
売りが出やすい。指数はこの辺でもみ合い、個別対応になるのではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、第一生命<8750>、T&DHD<8795>、東京海上<8766>などの保険株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、
みずほ<8411>などの銀行株が上昇。住友不<8830>、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も買われ、郵船<9101>、
商船三井<9104>などの海運株も高い。野村<8604>、大和証G<8601>などの証券商品先物株も堅調。
個別では、三菱ケミHD<4188>傘下の三菱化学と三菱化学ヨーロッパがTOB(株式公開買い付け)を実施し完全子会社化を
目指す日合成<4201>(監理)がストップ高配分。第1四半期(16年4-6月)の連結決算で経常・最終黒字転換のパイオニア<6773>や、
第1四半期(16年4-6月)の連結決算で営業利益20.1%増のWDB<2475>も上伸。東京機<6335>、マイクロニ<6871>、
DOWA<5714>、レック<7874>などの上げも目立った。
半面、導出先の米BMSが「オプジーボ」の臨床試験で主要評価項目が達成できなかったことを受けて小野薬<4528>がストップ安配分となり、
大正薬HD<4581>、沢井製薬<4555>などの医薬品株が下落。
個別では、17年6月期の単体業績予想で大幅減益を見込むウェルネット<2428>がストップ安。17年3月期第2四半期(16年4-9月)
および通期の連結業績予想を下方修正して期末配当減額のワコム<6727>も急落。17年3月期第2四半期(16年4-9月)および通期の
連結業績予想を下方修正した双葉電子<6986>や、ウィルG<6089>、ジャックス<8584>、博報堂DY<2433>などの下げも目立った。
なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
http://www.morningstar.co.jp/msnews/news?rncNo=1742663&newsType=market
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